感染症の登園基準
保育園においては、お子さんが感染症にかかった場合、本人の健康回復と周囲の子どもたちへうつす恐れがありますので登園を遠慮していただいております。
医師の診断及び治療を受けられ、病気が軽快し、他の園児にうつす恐れがなくなりましたら医師より治療証明書に記入してもらい保育園に提出して下さい。
病名 | 潜伏期間 | 感染可能期間 | おもな症状 | 登園基準 |
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インフルエンザ | 1~2日 | 感染後約10日 | 発熱、全身倦怠、筋肉痛、鼻カタル、咽頭痛、咳 | 解熱した後2日を経過し、元気が良いとき |
百日咳 | 6~15日 | 感染後約3週 | 発作性咳の長期反復、持続 | 特有の咳が消失した時 |
はしか(麻疹) | 10~12日 | 発疹出現の前後4~5日 | 上気道のカタル、発熱、粘膜疹、コプリック斑 | 発疹に伴う熱が下がった後、3日を経過し、元気が良いとき |
おたふく風邪(流行性耳下腺炎) | 14~24日 | 明らかな症状を示す7日前からその後9日続く | 発熱、耳下腺、舌下腺、顎下腺の腫脹及び圧痛 | 耳下腺の晴れが消失したとき |
三日はしか(風疹) | 14~21日 | 発疹出現の前後7日間 | 腫々の発疹、軽熱、リンパ腺腫大 | 発疹が消失したとき |
水ぼうそう | 11~20日 | 水泡発現前2~後6日 | 軽熱、被覆部に発疹、斑点丘疹状→水泡→顆粒状痂皮 | 全ての発疹が痂皮(かさぶた)になったとき |
咽頭結膜熱(アデノウィルス) | 5~6日 | 潜伏期後半~発症後約5日間 | 発熱、全身症状、咽頭炎と結膜炎の合併症 | 解熱し、主要症状がなくなった後、2日を経過してから |
流行性角結膜炎 | 1週間以上 | 発病後約2週間 | 軽熱、頭痛、全身倦怠、結膜炎症、眼瞼浮腫、目やに | 医師により感染のおそれがないと認められるまで |
急性出血性結膜炎 | 1~2日 | 発病後約4日 | 流涙、結膜充血、眼瞼浮腫、滲出液 | 医師により感染のおそれがないと認められるまでで |
手足口病 | 2~7日 | 2~7日 | 感冒様症状、手足口に赤斑→水泡 | 医師の判断による |
りんご病(伝染性紅斑) | 17~18日 | 14~20日 | 顔面赤斑とくに頬部の赤斑性湿疹 | 医師の判断による |
溶連菌感染症 | 2~4日 | 潜伏期後半~発症後約7日間 | 発熱、咽頭痛、扁桃腺炎、苺舌、頸部リンパ節炎、全身に発疹 | 医師の判断による |
乳児嘔吐下痢症(ロタウィルス・ノロウィルス) | 不定期 | 不定期 | 発熱、下痢、嘔吐 | 医師の判断による |
感染症胃腸炎(小型球形ウィルス・SRSV) | 1~3日 | 発熱、腹痛、下痢 | 医師の判断による | |
マイコプラズマ肺炎(うつる肺炎) | 10~24日 | 咳、発熱、呼吸困難(重症の場合) | 医師の判断による | |
ヘルパンギーナ | 2~7日 | 高熱、咽頭痛、咽頭に水泡 | 解熱し食事もできて元気になったとき | |
突発性発疹 | 約10日 | 高熱、3日後に全身に発疹 | 医師の判断による | |
ヘルペス性菌肉口内炎 | 2日~2週間 | 口内炎症 | ||
とびひ(伝染性脳痂症・皮膚化膿症) | 2日~10日 | 水泡消滅まで | 主として豆粒大の水疱自覚症状あまりなし | 医師の判断による |
水いぼ(伝染性軟属腫) | 14~50日 | 球状のいぼ | 医師の判断による |
- 登園停止の必要のない疾患であっても診断は必要です。受診後、園に伝えてください。
- 上記の基準は「学校保健安全法施行規則」に準じています。